3万円でIPSパネルの4kモニターが購入できる日がくるとは…しかも、高色域(DCI-P3 98%)HDR400にも対応で、最大65WのUSB Type-C給電も可能。
正直、このスペックで3万円は破格すぎます…なにか裏があるのではないか?と疑ってしまいますよね。
そんな皆さんのために、3万円前後で購入できる高性能4kモニター「INNOCN 27D1U」をレビューしたので、興味のある方はどうぞご覧ください!!
今回レビューする「27D1U」は、INNOCN 様より提供いただいたものとなります。
INNOCN 27D1Uはどんなモニター?

「INNOCN 27D1U」は、Amazonで3万円を切る安さで購入できる、コスパの高い4Kモニターです。
3万円以下にもかかわらず、「4k解像度」「DCI-P3 98%の高色域」「最大65 WのUSB Type-Cポート搭載」など、驚きの性能を備えています。
特に、安価なモニターは色域が狭く、「DCI-P3」の数値を記載していないことが多いです。3万円前後で「DCI-P3 98%」は、本当に破格です…!
INNOCN 27D1Uの主なスペック
- 27インチ IPSパネル(4K UHD:3840×2160)
- DCI-P3 98% / sRGB 100% をカバー
- Display HDR 400対応
- 静的コントラスト比 1000:1
- 最大輝度 約350〜400 cd/m²
- リフレッシュレート 60Hz
- 最大65WのUSB Type-Cポート搭載
- チルト&スイベル対応スタンド+VESA対応(100×100)
- 内蔵スピーカー搭載
INNOCN 27D1Uの外観レビュー

INNOCN 27D1Uの外観の外観は、ベゼルの幅が狭く非常にシンプルです。特に目立った部分は無く、どんなデスク環境にも合うデザインです。
上と左右のベゼルは細い
上と左右のベゼル幅は、実測で約3㎜とかなり細いです。

下部分のベゼルは、実測で約21㎜と、左右に比べるとやや太めです。

電源ボタンやメニュー操作のボタン等は、右下にあります。
個人的に、メニュー操作はスティックタイプが操作しやすくて好きですが、3万円前後という価格を考えると高望みですね。

モニター背面と側面の写真です。余計な装飾などは無く非常にシンプルです。モニターの熱を逃がす排気口もついているのは安心ですね。
もちろんVESAにも対応しているので、モニターアームの取り付けも可能です。



スタンドの調整機能
INNOCN 27D1Uのスタンドは、高さ調節、角度調節、回転(縦置き⇔横置き)が可能です。スタンドの調節動作は滑らかでスムーズ、非常に使いやすいスタンドだと感じました。
上下の高さ調節。


角度調節。


回転(縦置き⇔横置き)


出入力端
INNOCN 27D1Uの端子類は以下の画像の通りで、HDMI、DP、Type-C、AUDIO端子、電源ケーブル用端子が備わっています。

INNOCN 27D1Uの使用感レビュー

INNOCN 27D1Uは、4k解像度+IPSパネル+高色域(DCI-P3 98%)というだけあって、画質は非常に綺麗です。
高いスペックなのに3万円前後という価格は少し不安でしたが、ちゃんと高精細で発色も良いモニターで安心しました。
ただ、10万円以上する高級モニターを使用している方からすると、感動するレベルの画質ではないので、その点は注意が必要です。
画質プリセットが豊富
INNOCN 27D1Uの画質プリセットは多数用意されているので、手動で設定しなくても好みの色味に近づけることが出来ます。

全部で9種類のプリセットが用意されており、状況に合わせて好みのプリセットに変更も可能です。リーディングモードやケアアイズモードなどの、ブルーライトをカットしたモードも備わっています。

以下は、標準モードどケアアイズモードの比較です。
標準モード

ケアアイズモード

ケアアイズモードは青みが大幅に削減されており、かなり黄色味が強い。ブルーライトが気になる方や、眼精疲労が気になる方に、お勧めのモードです。
画質は細かい設定が可能
INNOCN 27D1Uは手動で細かな色味調整が可能なので、用意されたプリセットで満足できない方も安心です。
輝度やコントラスト、HDR、CT設定、ガンマ値の設定の他、シャドウバランスの設定も可能。

さらに、彩度や色相を手動で調節したり、シャープネスやブルーライトのレベルも設定可能です。
既存のモニターの中でも、INNOCN 27D1Uの設定項目は非常に豊富で、色味にこだわる方にもお勧めできるモニターです。


ゲーム機能について
INNOCN 27D1Uはゲーム機能も豊富です。ゲームジャンルに合わせたプリセットが3つあり、手動で応答速度の調節なども出来ます。
4k高解像度でゲームを楽しむことも、十分可能なモニターです。
ただ、INNOCN 27D1Uのリフレッシュレートは60Hzなので、FPSなどの動きが速い対人ゲームには不向だと感じました。

INNOCN 27D1Uの気になった所
INNOCN 27D1Uの気になった所や不満点は、正直ありませんでした。
ただ3万円という価格を抜きにして考えるのであれば、いくつか気になる点はあります。
- フレームレートが60HzなのでFPSなどのゲームには不向き
- 画質はOLEDやMiniLEDには劣る。
- メニュー操作がスティックではない
上記は、価格面を考慮しない場合の話です。3万円という価格を考慮するのであれば、不満はなく、完成度の高いモニターだと思います。
まとめ

INNOCN 27D1Uは、「IPSパネル」「4k解像度」「DCI-P3 98%の高色域」「最大65 WのUSB Type-Cポート搭載」と高スペックにもかかわらず、3万円前後で購入可能という非常にコスパに優れたモニターです。
リフレッシュレートが60Hzである点や、画質がOLED等には劣る点には注意が必要ですが、低予算で可能な限り高いスペックの4kモニターをお探しの方に、お勧めできる製品です。
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