こんにちは、わいせん(@y1010ss)です。
最近、「Wi-Fi 6E」に対応したスマホやデバイスが増えてきましたね。みなさんはWi-Fi 6Eに対応したルーターをお持ちでしょうか?
Wi-Fi 6E…聞いたことはあるけど…
- そもそもWi-Fi 6Eってなに?
- Wi-Fi 6Eにすると何が変わるの?
- Wi-Fi 6Eに対応したおすすめのルーターは?
このような疑問をお持ちの方が多いかもしれません。
本記事は、Wi-Fi 6Eに対応したルーター「TP-Link Archer AXE5400」をレビューし、これらの疑問を解決する内容となっています。
今回レビューする「Archer AXE5400」は、TP-Linkさんよりご提供いただいたものとなります。
Archer AXE5400はどんなルーター?
「Wi-Fi 6E」に対応したルーター
Archer AXE5400の最大の特長は「Wi-Fi 6E」に対応していることです。一般的なルーターは2.4GHz、5GHzの2種類の帯域を使用しますが、「Archer AXE5400」はそれらに加えて、6GHzでの接続が可能なので通信がより安定します。
「Wi-Fi 6E」とは? Wi-Fi 6との違い
Wi-Fi 6では使用できる帯域が2.4GHz帯と5GHz帯の2種類のみでしたが、「Wi-Fi 6E」では、それらの帯域に加え6GHz帯を使用できます。
6GHzの帯域は、5,925MHz~6,425MHzの周波数帯でかなり広い帯域を利用することができ、5GHzのように、航空レーダーなどの他のレーダーや気象レーダーと干渉することがありません。
これにより、従来の帯域と比べて電波干渉や混雑が起こりにくく、通信の安定性が向上します。
帯域が3つに増えたことで、複数の機器をWi-Fi接続してもそれぞれの電波が干渉しずらく、通信が安定しない時の予備の帯域としても利用できます。
Archer AXE5400の特長・仕様
Archer AXE5400は、Wi-Fi 6Eに対応しているだけではなく、以下のような特徴を有しています。
- WiFi 6Eに対応:2.4GHz、5GHz、6GHz、合計3つの帯域を使用可能。
- トライバンド:合計で最大5.4Gbps(2402Mbps + 2402Mbps + 574Mbps)までの通信をサポート
- マルチギガ対応:2.5Gbps WAN/LAN×1&1Gbps WAN/LANポート×1&ギガビットLANポート×3を搭載。
- スッキリ省スペース:縦置きと壁掛けに対応。
- VPNクライアント機能:ホームネットワーク内のデバイスが、VPNソフトウェアなしでVPN接続できるようになります。
- TP-Link HomeShield:セキュリティサービスが標準搭載。
- EasyMesh互換:EasyMeshデバイスと組み合わせることで、お家全体をシームレスにカバー。
- 高い互換性:WiFi 6Eだけでなく全WiFi世代と互換性がありAmazon Alexaとも連携可能。
- IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応:v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Liteに対応。
トライバンド機能
トライバンドとは、3つの周波数を同時に使用できる機能です。6GHzで2402Mbps、5GHzで2402Mbps、2.4Ghzで574Mbpsを同時に使用可能。
マルチギガ対応の有線ポート
有線ポートは、2.5Gbps WAN/LAN×1、1Gbps WAN/LANポート×1、1Gbps LANポート×3を搭載。2.5Gbpsポートは WANとLAN合わせて一つしかないので注意。
Wi-Fi 6E以外との互換性あり
全Wi-Fi世代と互換性があるので、Wi-Fi 6Eに対応していないデバイスも安心して使用できます。
Archer AXE5400の仕様
規格 | Wi-Fi 6E IEEE 802.11ax(6GHz) IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GH) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
---|---|
通信速度(理論値) | 6GHz:2402Mbps(802.11ax) 5GHz:2402Mbps(802.11ax) 2.4GHz:574Mbps(802.11ax) |
Wi-Fi暗号化 | WPA3、WPA2、WPA、 WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
有線ポート | 2.5ギガビットWAN/LANポート×1 ギガビットWAN/LANポート×1 ギガビットLANポート×3 |
WAN側IP取得方法 | 動的IP、静的IP、PPPoE、PPTP、L2TP、v6プラス、DS-Lite、MAP-E(OCN) |
VPN | OpenVPN、PPTP、L2TP |
寸法 | 189 × 59 × 200 mm |
内容物
Archer AXE5400の内容物は、以下の通りです。
必要最低限のものが付属していますが、「モデム→ルーター→PC」と有線接続する場合は、もう一つLANケーブルが必要なので注意してください。
- Archer AXE5400本体
- スタンド
- 電源アダプター
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
外観
Archer AXE5400は、ごちゃごちゃしたアンテナなどは無く、シンプルでスリムなデザインをしています。そのため、狭い場所にも設置でき、悪目立ちすることもありません。
寸法:189 × 59 × 200 mm
背面ポート
背面には、2.5Gbps WAN/LAN×1、1Gbps WAN/LANポート×1、1Gbps LANポート×3の有線ポートを搭載。電源ボタンやリセットボタンなども全て背面に搭載しています。
設置方法
Archer AXE5400は付属のスタンドを取り付けることで、「縦置き」「壁掛け」の2パターンで設置できます。
ルーターを縦置きしたい場合は、ルーターの底面に空いた穴に付属のスタンドを取り付けます。
スタンドを取り付ければ、縦置きしても安定して自立します。
ルーターを壁掛けしたい場合は、以下の手順で行います。
- 付属のスタンドをビスで壁に取り付ける
- ルーター背面の穴を使い、壁に取り付けたスタンドに取り付ける
接続と設定
接続方法
接続方法は非常に簡単です。
- モデムからArcher AXE5400の2.5Gbpsポートへ有線接続
- モデムにACアダプターを接続して電源をON
普通にWi-Fiを使用するだけなら、これで終わりです。
ルーターからPCへ有線接続したい場合は、ルーター側のLANポートからPCへ有線接続します。
設定方法
Wi-Fi接続やルーターの設定には、専用アプリ「Tether」を使います。
専用アプリのダウンロード先を記載しておきます。
ダウンロードが完了したら、あとはアプリの指示に従い設定を進めてください。
ちなみに、私はアプリを入れず何も設定しない状態でもWi-Fi接続ができました。アプリでは細かい設定もできるので、公式アプリ「Tether」でちゃんと設定をした方がいいと思います。
回線速度を測定
実際に、Archer AXE5400の回線速度を測定しました。
- au光の1G回線
- 2階建て一軒家
- ルーターと同じ部屋(2階)とルーターから離れた場所(1階)で測定
- 5GHzと6GHzでの比較
- 3回測定した平均値
従来からある5GHz帯と、Wi-Fi 6Eで使用可能となった6GHz帯の比較となります。
ルーターの近く | ルーターから離れた場所 | |||
5GHz | 6GHz | 5GHz | 6GHz | |
下り | 490 | 530 | 280 | 320 |
上り | 420 | 430 | 130 | 290 |
ルーターの近くでは、全体的に6GHzの方が速いですが、大きな差はありません。
ルーターから離れた場所では、上り(アップロード)の速度に大きな違いがありました。5GHzは130Mbps、6GHzは290Mbps、2倍以上の差があります。
回線測定では毎回多少のブレはありますが、同時刻に2倍以上も数値がブレることはありません。
この原因は、1階にあるもう一つの無線ルーターの影響が大きいと考えられます。
6GHzは他の電波干渉を受けずらいので、別のルーターの影響を受けなかった。一方、5GHzは電波干渉を受けやすいので、別のルーターの影響を受けて速度が低下してしまったと考えられます。
測定結果のまとめ
Wi-Fi 6Eを使用すると、複数の電波が飛び交う状況でも無線通信が安定します。ただし、全ての環境で必ず大幅な回線速度の向上が見込めるわけではないので注意してください。
まとめ
「Archer AXE5400」はWi-Fi 6Eに対応した多機能なルーターです。シンプルでスリムなデザインなので設置場所に困らないのも利点です。
実際に行った回線テストでは、Wi-Fi 6Eによる回線の安定性向上が確認できました(全ての環境で必ず回線速度が向上するわけではないので注意)。
また、大手メーカーのルーターであるという安心感。私自身3年近くTP-Linkのルーターを使用していますが、一度も故障や不具合を起こしたことはありません。
特筆すべき悪い点は無く、総じて完成度の高いルーターだと思います。
- Wi-Fi 6E対応で回線速度の安定性向上が見込める
- Wi-Fi 6E以外との互換性がある
- シンプルでスリムなデザイン
- 機能が豊富
- 設定・接続が簡単
- 大手メーカーなので安心感がある
- 環境によっては回線速度に変化がない可能性もある
本記事でご紹介した「Archer AXE5400/A」です!
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